周山城

◆カーナビ検索「ウッディー京北」で一発!

◆周山城は西側の山になります。(地図上西側)

 

明智光秀の山城になります。
場所は京都の北部。
(京都南インターから、約1時間30分)

名古屋を9時に出て、お昼前に到着。
ここでお昼をいただきました。
親子丼を注文したのですが、う、うまい!

写真に写っていないのですが、
昆布・きゃらぶき・山椒の佃煮も最高!
道の駅で衝撃を受けたのは、たぶん初めて。

食事場所の窓から見える山こそ、
本日攻城する周山城であります。
ペットボトルのお茶を買い、準備OK。

 

道の駅を出て、山の方向へ進みます。
橋を越えて、信号を渡り、路地を入っていくと…
慈眼寺(じげんじ)があります。

ここには、明智光秀の像があります。
攻城の前後に拝観するのもいいですよね。

山門をくぐり、お賽銭を入れておりましたら、
感じの良い住職さんが、声をかけてくださいました。

「よろしければ、光秀公の像をご覧ください」と。

滞在時間は約5分ですが、見て良かったですよ。
さて、山門を右へ進みます。

 

しばらくクネクネ歩くと、
止まれの交差点がありますので、
ここを左折です。

まっすぐ山に進むと、周山城の看板が出現。
クマ出没の注意書きが。
評判の良い山城です。興奮しますね。

おだやかな道はここまで。
いっきに登山になります。

前日の雨のせいで、ぬかるみが…
スニーカーよりも、長靴にするべきだった。
油断できない城であると後悔するも、時すでに遅し。

10分登ったところに、案内版が↓
親切に道案内してくれるので、安心。
(この後、想像を超える展開が待っていようとは…)

さらに、10分登ります。
今日の天候は晴れ。
現在時刻は、12時30分。

おっと、これはまっすぐですよね…↓
と思ったら、看板の指示は左へ。
わかりました。素直に従います。

おおっと、石垣ですね。
事前に「破城の跡」ということは知っていたので、
たしかに散乱しております。

主郭に到着しました。
土塁がしっかり残っております。

看板の字はまったく読めませんでした。
「麒麟が来る」の放送前に、直せばいいのに…と思いますが、
観光客はこないという判断かもしれませんね。

山城にもいろいろ種類がありまして、
「散歩程度」「ハイキング相当」「登山アリ」
に分けるとすれば、

周山城は、「登山アリ」になります。

よほどの城好きか、
明智光秀好きは別にして、
普通は、来ないかもしれませんね。

主郭を過ぎ、城の隅々を周ることにします。
しかし、初訪問の城の場合、
どのルートが良いのか、わからないことも多々あります。

なんとなくルートがあったので、
ここを下っていきます。
たぶん、ココですよね…

看板がありましたので見ます。
「この先は、黒尾山?」
城とは関係がないのかな…

このとき、クマ除けの鈴が地面に落ちました。
ふ、不吉だ…
不安になって主郭に戻ります。

困ったときは、心の師匠「ちえぞー氏」のサイトを拝見。
すると、ちゃんと黒尾山方面へ、と書いてある。
さすが師匠です。

この先には、2本の堀切と、
土の城があると書かれておりますので、
見ないワケには参りません。

主郭でお茶を飲み、気を取り直して、
再度「黒尾山」方向へ。
そうしましたら、1本目の堀切が。

大きな電柱をくぐりました↓
電柱の下は「ジジジ」って、聞こえるんですよ。
電磁破の音なのでしょうか。

2本目の堀切です。

主郭から約15分。
土の城にやってきました。
この最後の上りは、写真よりも急ですよ。

残念ながら、眺望はありませんでした。


虎口がありましたので、パチリ。
さて、帰路につきます。

 

行きはよいよい帰りは怖い…と申しますが、
途中でルートを外れてしまいました。

「あれ、道がない」

「お、おかしいな…」

迷うような道ではなかったと思いますが、
魔が差すというか、

本当に道に迷ってしまいました。

時間にして、20分くらいでしょうか。
探してもルートが分からない…のです。

「遭難するときは、きっとこんな感じなんだろうな」
と考えたりします。

気持ちは焦るばかり。
何度も同じところを周っているようです…

このとき、2回目のクマ鈴が落ちました!
何かに祟られているのか…

(い、一度落ち着こう)

急斜面に座り、お茶を飲みました。
手が震えております。

(どうしよう、ペットボトルのお茶はあと少し)
(ここで遭難したら、夜は寒いだろうな)
(クマに襲われたら、どうしよう…)

だ、ダメだ、弱気になってる。

とにかく、元の道に戻ろう。

急斜面をよじ登り、間違えた付近に戻り、
ルートを探します。

あっ、こっちだ!

ルートを見つけました。

正直、ここまで焦ったのは、はじめてかも。

周山城で、道に迷い、くるくる山を周る事になるとは…
あっ、だから周山城か。

冗談はさておき、
遭難という言葉が頭に浮かんだのは事実です。
恐るべし、明智光秀の城。

 

 

 

帰り道は、くまなく城域を見ます。
石垣がこんなにあったとは…
気が付きませんでした。

すごい石垣です。
やっぱりアチコチ歩かないと、見逃しますね。
苔むす石垣は、どことなく寂しい。

立派な周山城を残すことは、
明智の残党が乗っ取ることも考えられるので、
象徴を消す必要があったのかもしれませんね。

主郭に戻ってきて、眺めます。
やっぱり壊されていますね。
破城することないのに…と思いますが。

主郭から、違う郭に降りてみました。
ここにも、石垣があります。
これは、門跡ですよね。

いや~、この城はスケールが大きいですね。
はるばる来た甲斐がありました。

帰り道に、最初の看板とは別のルートで降りてみました。
(NHKのアンテナ施設の横を通るルート)
この風景は、明智光秀が見た山々ですね。

東西南北の道路を監視できたことが
ここに来て、わかりました。
この立地は、交通を抑える要衝ですわ。

 

◆まとめ◆

周山城でした。
いや~、一時はどうなるかと思いましたが、
約3時間かけて、道の駅に戻ってきました。

通常、道に迷うことはないと思いますので、
ぜひお出かけください。

ステッキは必須。
お茶と、キャラメルは持参してくださいね。

道の駅の食事処は、本当にオススメ。
お土産に買った、
「山椒味噌」を、もっと買えば良かった(笑)